スマートホン

最近、本当にスマートホンの人が増えましたよね。

そんな自分もスマートホンにしてから半年がたちます。

手軽にインターネットを楽しめ、必要な情報も簡単にダウンロードができ重宝しています。

 

そんな便利な携帯端末ですが、使い過ぎにも注意が必要なことはご存知ですか?

最近、スマホの使い過ぎによる腰痛、肩こりに陥っている患者さんが非常に多いのです。

ではなぜスマホの使い過ぎで身体が悪くなってしまうのでしょうか??

 

駅の構内やカフェ、バスや就寝前のベッドの中、私達はいたる所で携帯電話やスマートフォンを使って真下を見る機会がとても多くなりましたよね。

 

仕事の為に手放せなかったり、ゲームに興じたり理由はいろいろありますが、気がつくと長時間画面にずっとかじりついていたなんて経験はありませんか??

 

スマートフォンや携帯電話を長時間使用して下を見ていると、首が前傾し、首のカーブが失われてしまいます。その状態を「ストレートネック」と呼んでいます。この「ストレートネック」は、通常あるはずの首の生理的前彎(読み方:ぜんわん 前へのカーブ)がなくなり、まっすぐになってしまう状態をいいます。ひどくなると、なんと逆のカーブになってしまう場合もあるのです。

 

特に気になるのが、女性の「ストレートネック」です。パソコンや携帯を始めて数年から十数年経過し、徐々に悪化傾向になっていると感じます。また、女性は首の筋力が弱い為、ストレートネックになっている確率がかなり高い。日中もデスクワークで負担をかけている首に対して、電車の行き帰りや休憩時間に、スマホでダメ押しているようなものなのです。

 

症状は、肩こりや首痛はもちろんのこと、頭痛やめまい、腕のしびれや肩が上がらない三十肩症状(以前は50代中心であったが現在は30代にも多発している)など、みなさん辛い症状に苦しんでいます。

 整形外科や脳外科などで「ストレートネック」と診断され、薬物療法以外に良い治療法が無く、当院を受診されるケースが増えています。

 

病態チェック(スマホを1時間以上使用している方)

1. スマホやパソコン使用で肩こりや首こりを感じる。
2. パソコンを一日5時間以上使っている。
3. 猫背である。
4. 天井を見ようとすると首に痛みや違和感がある。
5. 目が疲れやすく、ドライアイになっている。

*あてはまるものが2個以上ある人は、注意が必要です。

 

予防法は、画面を見る時に、持つ手の肘の角度は90度で、反対の腕を持つ手の肘の下に入れること。目線が上にあがり、「ストレートネック」の予防につながります。画面タッチ操作する時もこの画面の位置に気をつけましょう。少しのことですが、毎日続けると変わってくると思います。